東京株式市場で 2018年(平成30年)3月22日(木)の取引時間中、JT(2914)の株価が 2,900円を割り込みました。
この日、JT は 2,965円で寄り付いた後、基本的に右肩下がりの動きで、9時45分頃に 2,900円を割り込み、前場終値は 2,854.5円。
前場の最安値は 10時51分に付けた 2,846.5円で、この値は過去 5年の最安値です。
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今回の JT の株価急落は、3月20日の取引終了後にムーディーズが JT の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したことが直接の原因。
また、ロシア企業の買収が市場からネガティブに受け止められた面もあります。
JT は、2012年(平成24年)6月30日時点の株主を対象として 7月1日付けで 1株を 200株に分割しており、分割後の取引初日(2012年7月2日)の終値は 2,357円。
2017年12月期の連結決算での BPS(一株当たり純資産)は 1,541.94円。
日本国内で本業の成長を期待できそうにない社会状況ですし、海外での事業展開には訴訟リスクがあります。
また、信用の買い残高が多いのが「重し」で、3月16日時点の信用倍率は約22倍。
ただ、JT の業績は安定しており、2018年12月期の 1株当たり配当金(会社予想)は、150円。
前場終値を用いての配当利回りは約5.255%(小数点4位切り上げ)になります。
JT の配当利回りの高さは魅力で、私としても買いたいところですが、落ちるナイフをつかむ気にはなれません。
今回の急落が絶好の買い場になるのかもしれませんが、まだ静観することにします。
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