ミサワホーム株式会社が 2017年8月1日(月)、株主優待制度の一部廃止を発表しました。
ミサワホームでは、毎年 9月30日及び 3月3日現在の株主名簿に記録された 1単元(100株)以上保有の株主を対象に株主優待品を贈呈しており、従来は「自社グループ各社で利用可能な優待券」とクオカードの 2つの優待品が贈呈されていました。
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今回の優待制度の一部廃止により、クオカード優待が 2017年(平成29年)3月末日権利分をもって廃止となりました。
ちなみに、廃止となったクオカード優待の内容は、保有株数に応じてクオカードを贈呈するというもので、保有株数とクオカードの金額の対応は以下の通りです。
100株以上 1000株未満: 1000円分
1000株以上 1万株未満: 2000円分
1万株以上: 3000円分
保有株数が 100株の場合、年 2回で 2000円分のクオカードが貰えるルールでした。
ミサワホームの 2017年8月1日の株価(終値)は 1020円ですので、保有株数が 100株の場合、クオカード分の配当利回りは約1.960%(小数点第4位切り上げ)となるはずでした。
今回のクオカード優待廃止の 100株株主への影響は、理屈の上では 1株あたり 20円ですが、心理的な衝撃は意外に大きく、発表翌日の 8月2日、ミサワホームの株は前日終値より 75円安い 945円で寄り付き、その後も前日比マイナスの水準で推移しています。
今後、株主優待を好む投資家はミサワホームの株に興味を持たなくなると思われます。
そうなることによって、ミサワホームの株の値動きは読みやすくなるかもしれません。
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