ナショナル・グリッド(NGG)について、2018年2月22日(木)に検討してみました。
ナショナル・グリッドは、イギリスにある、送電およびガス供給事業者です。
イギリスのイングランド、ウェールズ、スコットランドで電力供給網を運営する他、米国北東部でも送電網を保有・運営。
また、イギリス全土でガス供給網を保有・運営し、米国でも子会社を通じてガス供給事業を行っています。
ロンドン証券取引所とニューヨーク証券取引所に上場しており、日本からは米株式市場で NGG の ADR(米国預託証券)を購入するのが手軽です。
2014年から 2018年2月21日まで、NGG の ADR の株価は 52米ドル台から 83米ドル台で推移しています。
2018年2月21日は安値引けで、終値 52ドル01セントでした。
過去の株価のグラフを見てみると、52ドル01セントは、2012年2月以降では最安値です。
ここ十年以内では、2010年7月2日に 40ドル88セントを付けていたのが目につきました。
2001年から 2003年には 33ドル台を付けていたこともあります。
52ドル01セントという株価は、ここ数年では最安値ですが、歴史的な安値ではありません。
2018年2月21日の取引終了時点で、PER(株価収益率)は 15.61、配当利回りは 5.59%です。
配当利回りは悪くありませんが、今後のナショナル・グリッドに業績拡大を期待できるかどうか考えると、妥当なところか?
現時点で、私は NGG の ADR を購入する気はありません。
将来、米英がリセッション(景気後退)に陥り、株価が 42ドル近辺になるようなら、NGG の ADR を 30株ほど買うことを改めて検討します。