吉野家を検討 2018/7/8

2018年(平成30年)7月8日(日)、投資対象として株式会社吉野家ホールディングス(9861)が有望かどうか、検討してみました。

株式会社吉野家ホールディングスは、大手外食チェーンの吉野家グループの持株会社で、傘下に牛丼の吉野家やセルフうどんの「はなまる」などがあります。

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7月6日の 16時に発表した 2019年(平成31年) 2月期の第1四半期(3~5月)決算によると、連結経常損益は 4400万円の赤字(前年同期は 8億3700万円の黒字)です。
通期の業績予想は据え置きで、47億円の黒字となっています。

吉野家ホールディングス(以下、吉野家HD)の 2019年2月の 1株当り年間配当金(会社予想)は 20円です。
吉野家HD は株主優待制度を実施しており、保有株数が 100株~999株の株主の場合、2月末、8月末の半期毎に 10枚の 300円サービス券が贈られるので、年間の株主優待価値は 6,000円となります。

2018年7月6日(金)の終値 2,106円を用いて利回りを求めると、配当利回りは 0.95%(小数点第4位四捨五入)、配当と優待価値を合わせた利回りは、保有株数 100株なら 3.799%(小数点第4位四捨五入)になります。

2018年7月6日(金)の終値 2,106円と 2019年2月期の 1株当り純利益(会社予想) を用いての連結PER は約 70.95倍で、割高感があります。

第1四半期が赤字転落だったことを受けて、2018年7月9日(月)は株価が下落すると思われます。
下方修正や減配の可能性もあり、意外に大きく値下がりするかもしれません。

吉野家HD の過去の株価を調べてみると、2013年9月~同年11月は 1,100円台で、取引時間中の高値が 1,200円に届くことはありませんでした。

2018年2月期決算での吉野家HD の連結のBPS(1株当たり純資産)は、887.13円。
通期で黒字を確保できないなら、株価の下値目途が BPS 近辺になることも考えられます。

ただ、株主優待目的で株を買いたい人も多く、株価が BPS を割り込むことは考えにくいです。

現行の株主優待制度が維持されるなら、保有株数 100株の場合の優待利回りは、株価 1,600円で 4%、株価 1,200円で 5%、株価 1,000円で 6%になります。

私は、吉野家HD の株価が 1,200円台になったら打診買いの予定です。

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